「つぼみ」の「アオリ」


芳文社発行百合アンソロジー「つぼみ」の帯には、毎回アオリ文句が書いてある。
これがまた秀逸というか、百合好きなら興味をひかれること間違いないであろう名文揃いなのだ。
このVol.5でめでたく一周年を迎えた記念に、今までのアオリを並べて紹介してみようと思う。

Vol.1。

  • 少女 + 少女 = 恋…?

(ルビ)わたし と あのこ が であったら…?


Vol.2

  • 少女 + おねえさん = 初恋…?

(ルビ)ねぇ、   おねがい   こっちをむいて。


Vol.3

(ルビ)いっそ   くちびる、   うばえたら。


Vol.4

  • 少女 + 図書室 = 染まる頬

(ルビ)ふたりの   いきが、   とけるとき。


Vol.5

  • 少女 + じゃれっこ = 太もも椅子

(ルビ)いじって   ちゅうして   たべちゃうぞ。



……だんだん表現が直接的になってきているのが気になるが、このセンスを忘れてほしくないものである。