マリみて新刊(ラストページのネタバレがあります)

マリア様がみてる 29 薔薇の花かんむり (コバルト文庫)
B「発売日に買ったはいいが、さっき読み始めたばっかでまだ100Pちょいしか読んでねぇ。それでも、乃梨子ちゃんがヤキモチやくシーンと泣き顔を見ることができたのは大収穫」
M「……真紅郎様の頭の中は、白薔薇姉妹でいっぱいなのですね」

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B「読了した。いやー、感動のラストシーンだったなぁ!!」
M「そうですね。祐巳さんと祥子さんがワルツを踊るというところで、初巻の最終ページを思い出しました」
B「え? ああ、そんなこともあったねぇ」
M「何に感動なさったのです?」
B「そりゃおめぇ、志摩子さんと乃梨子ちゃんが身を寄せ合ってチークを踊るシーンに決まってるだろ」
M「そのような描写がありますか?」
B「あるだろが。195ページ1行目に『身体をくっつけて、音楽に合わせて揺れている』って。その前のページで、『渋る乃梨子ちゃんを』とか『踊れなくて大丈夫』とか書いてあるだろう。これはどう見ても志摩子さんと乃梨子ちゃんが身体をくっつけて音楽に合わせて揺れている、イコール、チークダンスじゃねぇか。祐巳さんと瞳子が主役と思わせておいて、最後の最後に白薔薇姉妹の見せ場を持ってくるなんざ、今野緒雪おそるべし!!」
M「……そうですか?」